mirror mirror 28
下を見ながら歩いていた
ぶつかることも上を見る感動も忘れて
体を心を痛めつけながら歩く
夕日が死角から照らしてくる
君も好きだと言った夕方を感じれない
前は同じ夕日を見ていたのに
1番好きな夕方を避けている
君の目を見て交わす言葉が
今では君の目を見ることしかできない
毎回変化する波の形を
君は好きと言ったね
そんな風に言い合える人は
今後現れないだろう
君と離れた日の帰り道
香ってくる金木犀の匂い
花屋を通るたび
白い薔薇を目で追いかける
君に渡し続けて以来
花を買っていない
いつもの海に行く前に
一本買って行こうか
Miller Millerな2人の最後